強調
強調の手法として用いられる、傍点や傍線、太字(ゴシック)や斜体(イタリック)は、次のように注記してください。
傍点
語句のわきにうたれた点を、傍点といいます。
傍点は、○○[#「○○」に傍点]のように注記してください。
※記入例の下に、テキスト版をスクリプトで変換して得た、XHTML 版のタグを示します。
▲「腹がへっても」の後の「、」には、傍点がありません。記入例でも、「、」には傍点が付かないように注記してあります。
記入例
腹がへっても[#「腹がへっても」に傍点]、ひもじゅうない[#「ひもじゅうない」に傍点]とかぶりを振っている…
<em class="sesame_dot">腹がへっても</em>、<em class="sesame_dot">ひもじゅうない</em>とかぶりを振っている…
●傍点の例。林芙美子「放浪記」新潮文庫、新潮社、2006(平成18)年6月10日48刷、39ページ
※かつては、傍点付きを「strong」、以下で説明する傍線付きを「em」としてきましたが、両者に強調の度合いの差がないことを踏まえて、2010年5月1日以降の公開作品から、ともに「em」としました。また、大文字、小文字を混用してきた傍点のクラス名を、小文字のみにあらためました。加えて、傍点、傍線付きの文字には、ブラウザー上で、その形をそえて示すようにしました。
傍点には「」だけでなく、「」、「●」、「○」、「▲」、「△」、「◎」、「」、「×」なども使われます。
「」は、「白ゴマ傍点」。
「●」は、「丸傍点」。
「○」は、「白丸傍点」。
「▲」は、「黒三角傍点」。
「△」は、「白三角傍点」。
「◎」は、「二重丸傍点」。
「」は、「蛇の目傍点」。
「×」は、「ばつ傍点」と呼びます。
この名称を用いて、各種の傍点は、次のように注記してください。
責[#「責」に傍点]空文庫
<em class="sesame_dot">責</em>空文庫
責[#「責」に白ゴマ傍点]空文庫
<em class="white_sesame_dot">責</em>空文庫
責[#「責」に丸傍点]空文庫
<em class="black_circle">責</em>空文庫
責[#「責」に白丸傍点]空文庫
<em class="white_circle">責</em>空文庫
責[#「責」に黒三角傍点]空文庫
<em class="black_up-pointing_triangle">責</em>空文庫
責[#「責」に白三角傍点]空文庫
<em class="white_up-pointing_triangle">責</em>空文庫
責[#「責」に二重丸傍点]空文庫
<em class="bullseye">責</em>空文庫
責[#「責」に蛇の目傍点]空文庫
<em class="fisheye">責</em>空文庫
責[#「責」にばつ傍点]空文庫
<em class="saltire">責</em>空文庫
傍点注記の対象文字が長めの場合や、外字注記が用いられているとき、前方参照型では期待通りに変換されない場合は、始まりと終わりを特定する、次のような開始/終了型で注記してください。
[#傍点]青空文庫で読書しよう[#傍点終わり]。
<em class="sesame_dot">青空文庫で読書しよう</em>。
[#白ゴマ傍点]青空文庫で読書しよう[#白ゴマ傍点終わり]。
<em class="white_sesame_dot">青空文庫で読書しよう</em>。
[#丸傍点]青空文庫で読書しよう[#丸傍点終わり]。
<em class="black_circle">青空文庫で読書しよう</em>。
[#白丸傍点]青空文庫で読書しよう[#白丸傍点終わり]。
<em class="white_circle">青空文庫で読書しよう</em>。
[#黒三角傍点]青空文庫で読書しよう[#黒三角傍点終わり]。
<em class="black_up-pointing_triangle">青空文庫で読書しよう</em>。
[#白三角傍点]青空文庫で読書しよう[#白三角傍点終わり]。
<em class="white_up-pointing_triangle">青空文庫で読書しよう</em>。
[#二重丸傍点]青空文庫で読書しよう[#二重丸傍点終わり]。
<em class="bullseye">青空文庫で読書しよう</em>。
[#蛇の目傍点]青空文庫で読書しよう[#蛇の目傍点終わり]。
青空文庫で読書しよう。
[#ばつ傍点]青空文庫で読書しよう[#ばつ傍点終わり]。
<em class="saltire">青空文庫で読書しよう</em>。
縦組みの行の左に傍点が打たれているときは、○○[#「○○」の左に傍点]のように書いてください。
責[#「責」の左に傍点]空文庫
<em class="sesame_dot_after">責</em>空文庫<br />
責[#「責」の左に白ゴマ傍点]空文庫
<em class="white_sesame_dot_after">責</em>空文庫
責[#「責」の左に丸傍点]空文庫
<em class="black_circle_after">責</em>空文庫
責[#「責」の左に白丸傍点]空文庫
<em class="white_circle_after">責</em>空文庫
責[#「責」の左に黒三角傍点]空文庫
<em class="black_up-pointing_triangle_after">責</em>空文庫
責[#「責」の左に白三角傍点]空文庫
<em class="white_up-pointing_triangle_after">責</em>空文庫
責[#「責」の左に二重丸傍点]空文庫
<em class="bullseye_after">責</em>空文庫
責[#「責」の左に蛇の目傍点]空文庫
<em class="fisheye_after">責</em>空文庫
責[#「責」の左にばつ傍点]空文庫
<em class="saltire_after">責</em>空文庫
傍点注記の対象文字が長めの場合や、外字注記が用いられているとき、前方参照型では期待通りに変換されない場合は、始まりと終わりを特定する、次のような開始/終了型で注記してください。
[#左に傍点]青空文庫で読書しよう[#左に傍点終わり]。
<em class="sesame_dot_after">青空文庫で読書しよう</em>。
[#左に白ゴマ傍点]青空文庫で読書しよう[#左に白ゴマ傍点終わり]。
<em class="white_sesame_dot_after">青空文庫で読書しよう</em>。
[#左に丸傍点]青空文庫で読書しよう[#左に丸傍点終わり]。
<em class="black_circle_after">青空文庫で読書しよう</em>。
[#左に白丸傍点]青空文庫で読書しよう[#左に白丸傍点終わり]。
<em class="white_circle_after">青空文庫で読書しよう</em>。
[#左に黒三角傍点]青空文庫で読書しよう[#左に黒三角傍点終わり]。
<em class="black_up-pointing_triangle_after">青空文庫で読書しよう</em>。
[#左に白三角傍点]青空文庫で読書しよう[#左に白三角傍点終わり]。
<em class="white_up-pointing_triangle_after">青空文庫で読書しよう</em>。
[#左に二重丸傍点]青空文庫で読書しよう[#左に二重丸傍点終わり]。
<em class="bullseye_after">青空文庫で読書しよう</em>。
[#左に蛇の目傍点]青空文庫で読書しよう[#左に蛇の目傍点終わり]。
<em class="fisheye_after">青空文庫で読書しよう</em>。
[#左にばつ傍点]青空文庫で読書しよう[#左にばつ傍点終わり]。
<em class="saltire_after">青空文庫で読書しよう</em>。
傍線
語句の脇に添えられた線を、傍線といいます。
傍線は、○○[#「○○」に傍線]のように注記してください。
記入例
この形は傍線[#「傍線」に傍線]と書いてください。
この形は<em class="underline_solid">傍線</em>と書いてください。
※かつては、本文中のタグに含めていた「style="text-decoration: underline; line-style: solid"」を、削除しました。
傍線には、さまざまな種類があります。
1は、傍線。
2は、二重傍線。
3は、鎖線。
4は、破線。
5は、波線と呼びます。
この名称を用いて、各種の傍線は次のように注記してください。
責[#「責」に傍線]空文庫
<em class="underline_solid">責</em>空文庫
責[#「責」に二重傍線]空文庫
<em class="underline_double">責</em>空文庫
責[#「責」に鎖線]空文庫
<em class="underline_dotted">責</em>空文庫
責[#「責」に破線]空文庫
<em class="underline_dashed">責</em>空文庫
責[#「責」に波線]空文庫
<em class="underline_wave">責</em>空文庫
傍線注記の対象文字が長めの場合や、外字注記が用いられているとき、前方参照型では期待通りに変換されない場合は、始まりと終わりを特定する、次のような開始/終了型で注記してください。
[#傍線]青空文庫で読書しよう[#傍線終わり]。
<em class="underline_solid">青空文庫で読書しよう</em>。
[#二重傍線]青空文庫で読書しよう[#二重傍線終わり]。
<em class="underline_double">青空文庫で読書しよう</em>。
[#鎖線]青空文庫で読書しよう[#鎖線終わり]。
<em class="underline_dotted">青空文庫で読書しよう</em>。
[#破線]青空文庫で読書しよう[#破線終わり]。
<em class="underline_dashed">青空文庫で読書しよう</em>。
[#波線]青空文庫で読書しよう[#波線終わり]。
<em class="underline_wave">青空文庫で読書しよう</em>。
縦組みの行の左に傍線が付されているときは、○○[#「○○」の左に傍線]と書いてください。
責[#「責」の左に傍線]空文庫
<em class="overline_solid">責</em>空文庫
責[#「責」の左に二重傍線]空文庫
<em class="overline_double">責</em>空文庫
責[#「責」の左に鎖線]空文庫
<em class="overline_dotted">責</em>空文庫
責[#「責」の左に破線]空文庫
<em class="overline_dashed">責</em>空文庫
責[#「責」の左に波線]空文庫
<em class="overline_wave">責</em>空文庫
傍線注記の対象文字が長めの場合や、外字注記が用いられているとき、前方参照型では期待通りに変換されない場合は、始まりと終わりを特定する、次のような開始/終了型で注記してください。
[#左に傍線]青空文庫で読書しよう[#左に傍線終わり]。
<em class="overline_solid">青空文庫で読書しよう</em>。
[#左に二重傍線]青空文庫で読書しよう[#左に二重傍線終わり]。
<em class="overline_double">青空文庫で読書しよう</em>。
[#左に鎖線]青空文庫で読書しよう[#左に鎖線終わり]。
<em class="overline_dotted">青空文庫で読書しよう</em>。
[#左に破線]青空文庫で読書しよう[#左に破線終わり]。
<em class="overline_dashed">青空文庫で読書しよう</em>。
[#左に波線]青空文庫で読書しよう[#左に波線終わり]。
<em class="overline_wave">青空文庫で読書しよう</em>。
太字(ゴシック)と斜体(イタリック)
明朝体の本文の中で、文章の一部を強調する際はしばしば、太字のゴシック体が用いられます。
太字のゴシック体が、著者の表現上の意図にもとづいて用いられていると思われる場合は、○○[#「○○」は太字]と注記してください。
小見出しがすべて、太字のゴシック体で処理されているといった、レイアウトに関わると思われるケースでは、注記はいりません。
▲2行目の「選考」と「待つ」がゴシックです。
記入例
…はっきりといった。
「クリス、宇宙航行委員会が選考[#「選考」は太字]するんだ。きみは志願できない。待つ[#「待つ」は太字]んだ」
「わかってるさ」
…はっきりといった。<br />
「クリス、宇宙航行委員会が<span class="futoji">選考</span>するんだ。きみは志願できない。<span class="futoji">待つ</span>んだ」<br />
「わかってるさ」<br />
●太字の例。レイ・ブラッドベリ、大西尹明訳「ウは宇宙船のウ」創元推理文庫、東京創元社、1982(昭和57)年6月25日30版、23ページ
※かつて太字は「<b>選考</b>」のようにタグ付けしてきましたが、「<span class="futoji">選考</span>」の形にあらためした。
太字注記の対象文字が長めの場合や、外字注記が用いられているとき、前方参照型では期待通りに変換されない場合は、始まりと終わりを特定する、次のような開始/終了型で注記してください。
「[#太字]クリス、宇宙航行委員会が選考するんだ。きみは志願できない。待つんだ[#太字終わり]」
※行中で用いるこの書式では、「ここから」、「ここで」を入れません。
「<span class="futoji">クリス、宇宙航行委員会が選考するんだ。きみは志願できない。待つんだ</span>」
ブロックで太字のゴシック体が用いられている場合は、1行前に[#ここから太字]、1行後に[#ここで太字終わり]と書き込んでください。
…以来渡部は、調整という名の仕上げ作業を仙台で半年以上も続けた★。
[#ここから2字下げ]
[#ここから太字]
★東北大学の大泉充郎らがどのような経緯で電子計算機の開発を目指し、渡部和らがいかに悪戦苦闘を続けたかは、東北大学側を情報源とした、八甫谷邦明「SENAC開発余話」(『コンピュートピア』一九七五年八月号)に詳しい。
[#ここで太字終わり]
[#ここで字下げ終わり]
このSENACと同じものを作れと命じられた浜田は、工場に残されたぼろぼろの設計図を開いて頭を抱え込んだ。
…以来渡部は、調整という名の仕上げ作業を仙台で半年以上も続けた★。<br />
<div class="jisage_2" style="margin-left: 2em">
<div class="futoji">
★東北大学の大泉充郎らがどのような経緯で電子計算機の開発を目指し、渡部和らがいかに悪戦苦闘を続けたかは、東北大学側を情報源とした、八甫谷邦明「SENAC開発余話」(『コンピュートピア』一九七五年八月号)に詳しい。<br />
</div>
</div>
このSENACと同じものを作れと命じられた浜田は、工場に残されたぼろぼろの設計図を開いて頭を抱え込んだ。<br />
強調のために、明朝体の本文の中で太字の明朝体が用いられている場合や、ゴシック体の本文の中で太字のゴシック体が用いられている場合などにも、同様に○○[#「○○」は太字]と注記してください 。
欧文などに斜体(イタリック)が用いられている場合は、○○[#「○○」は斜体]と注記してください。
Which, teaching us, hath this exordium:
Nothing from nothing ever yet was born.[#「Nothing from nothing ever yet was born.」は斜体]
Which, teaching us, hath this exordium: <span class="shatai">Nothing from nothing ever yet was born.</span>
※かつて斜体は「Which, teaching us, hath this exordium<i>Nothing from nothing ever yet was born.</i>」のようにタグ付けしてきましたが、「<span class="shatai">Nothing from nothing ever yet was born.</span>」の形にあらためました。
斜体注記の対象文字が長めの場合や、外字注記が用いられているとき、前方参照型では期待通りに変換されない場合は、始まりと終わりを特定する、次のような開始/終了型で注記してください。
「[#斜体]クリス、宇宙航行委員会が選考するんだ。きみは志願できない。待つんだ[#斜体終わり]」
※行中で用いるこの書式では、「ここから」、「ここで」を入れません。
「<span class="shatai">クリス、宇宙航行委員会が選考するんだ。きみは志願できない。待つんだ</span>」
ブロックで斜体が用いられている場合は、1行前に[#ここから斜体]、1行後に[#ここで斜体終わり]と書き込んでください。
…以来渡部は、調整という名の仕上げ作業を仙台で半年以上も続けた★。
[#ここから2字下げ]
[#ここから斜体]
★東北大学の大泉充郎らがどのような経緯で電子計算機の開発を目指し、渡部和らがいかに悪戦苦闘を続けたかは、東北大学側を情報源とした、八甫谷邦明「SENAC開発余話」(『コンピュートピア』一九七五年八月号)に詳しい。
[#ここで斜体終わり]
[#ここで字下げ終わり]
このSENACと同じものを作れと命じられた浜田は、工場に残されたぼろぼろの設計図を開いて頭を抱え込んだ。
…以来渡部は、調整という名の仕上げ作業を仙台で半年以上も続けた★。<br />
<div class="jisage_2" style="margin-left: 2em">
<div class="shatai">
★東北大学の大泉充郎らがどのような経緯で電子計算機の開発を目指し、渡部和らがいかに悪戦苦闘を続けたかは、東北大学側を情報源とした、八甫谷邦明「SENAC開発余話」(『コンピュートピア』一九七五年八月号)に詳しい。<br />
</div>
</div>
このSENACと同じものを作れと命じられた浜田は、工場に残されたぼろぼろの設計図を開いて頭を抱え込んだ。<br />
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