マニュアル目次
●このマニュアルは、主にこれから工作員になっていただく方々のために、底本選びから登録にいたるまでの作業の概略をご紹介するものです。作業の具体的内容の説明については、「印刷物の制作にたずさわった経験がなく、パソコンを使いはじめてまもない方」を念頭に置いています。そのため、出版社などへの勤務経験がある方、パソコンの操作に習熟なさっている方には不必要な情報もあるはずです。
●ただし、このマニュアルの中では「青空文庫独自の約束事」にもふれています。無用な修正作業の発生を防ぐために、どなたも一通りは目を通していただきたいと思います。
●なお、底本を選ぶ際に必要となる著作権関連の情報については、ここでは詳しくは取り上げません。これについては、「青空文庫からのメッセージ―本という財産とどう向き合うか」をご参照ください。

2004年2月1日 最終修正 
青空文庫 




●本文は5つのパートと補遺、つごう7つのファイルに分かれています。
  1.底本選び〜作業の流れ
  2.入力-1
  3.入力-2(Windows)
  3.入力-2(Macintosh)
  4.校正
  5.加工
  補遺「現代表記にあらためる際の作業指針」


修正履歴

2004年2月1日

「2.入力-1」
「■入力の実際」
「(4)数字と記号 」
・【返り点】を【訓点】に変更し、従来のものを簡略化した、新しい注記形式を示しました。
「■どう処理すべきか迷ったとき」
・【誤植・誤記・脱字】で、誤植訂正の例を変更し、「誤植」との断定を避ける形を標準として示しました。

2003年8月1日

・呼びかけ人連絡用アドレスを、[email protected]から、[email protected]に変更しました。
・「作業着手連絡システム」の運用開始に対応して、入力、校正作業開始時、終了時に関わる記述を変更しました。

「5.加工」
・テキスト版と、自動生成したxhtml版のみを提供している現状に合わて、記述を変更しました。

2001年11月26日

「2.入力-1」
「■入力の実際」
・【字下げ】で、誤って[#ここから○字下げとしていたものを、[#ここから○字下げと、[#ここで字下げ終わりとしていたものを、[#ここで字下げ終わりと訂正しました。

2001年11月1日

「1.底本選び〜作業の流れ」
「1.底本と著作権」
・入力する作品の選択は、作業に当たる人の判断に委ね、原則的には世話役側で割り当てることはしない、と銘記しました。
「■底本を選ぶ」
・著作権切れを控えた作家の作品は、「翌々年の1月1日までに公開できるもの」に限って、着手報告を受け入れると、規定しました。
「2.作業の流れ」
・作業が完了できそうもなくなった際、メールアドレスが変わった際の連絡要請を追加しました。

「2.入力-1」
・「テキスト・ファイル」と「バイナリ・ファイル」の違いについて、説明しました。
「■基本となる書式」
・ファイル冒頭の書式を示しました。
・ここからリンクしている、「青空文庫収録ファイルへの記載事項」を拡充しました。
・【入力者注の形式】 で、底本の行数の数え方を、定めました。
「■入力の実際」
「(1)使う文字」
・この項を新設し、入力時に使用できる文字を、明確化しました。
「(2)レイアウト関連」
・【行頭の括弧の字下げ】 で、改行行頭の括弧の前が開けてある際も、「スペースは入れずに入力」すると定めました。
・【字下げ】 で、インデントの注記形式を明確化しました。
「(3)外国語 」
・【アルファベット】 で、アルファベットとかな、漢字などとの間には、半角アキを入れるなどの作業方針を定めました。
「(4)数字と記号 」
・【ハイフンとダッシュ】 で、記述の一部を修正しました。
・【全角と半角】 の項を新設し、画面上で全角と半角の数字が区別しくい際の対処として、等幅フォントの使用を推奨しました。
「(5)特殊な表記」
・【ルビ】 で、「|」の用い方を明確に定義し、アルファベットの句や文にルビが付く場合は、単語ごとに付けるという方針を定めました。
・【傍点】で、傍点に用いられる記号を拡充して示しました。
・【伏せ字】 で、伏せ字には「*」を用いるとしていた作業方針を、底本で使われている記号をそのまま使うと変更しました。
「■どう処理すべきか迷ったとき」
・注記例にあった「誤記」を、より適当と思われる「誤植」に変更しました。
・「誤植」と断定はできないけれど、表記が疑わしい場合の「ママ」を用いた注記の処理方針を定めました。

「3.入力-2」
「■漢字を探す」
・記述を整理し、【新JIS漢字総合索引の利用】の項を新設して、同索引の利用へと導きました。
・【JISと外字】を【入力時に使える文字】と変更し、記述を修正しました。
・【外字の処理】の記述を修正し、従来の外字注記から「「※」は」の部分を省く、新しい標準形式を示しました。あわせて、文字の組み立てを注記する際の「+」、「/」、「()」の使い方を定めました。
・【異機種間の互換性】の記述を修正しました。
・【微妙な字体差と包摂規準】の記述を修正し、JIS X 0208の1〜185番の包摂基準に加えて、JIS X 0213の186〜199番にも従うと定めました。あわせて、青空文庫で電子化した規格票の包摂関連項目へのリンクを組み込みました。
・【旧字入力の支援ツール】の項を新設し、「校閲君」の利用へと導きました。
「■文書の保存」
・記述を修正しました。
「■入力者校正」
・記述を修正しました。
「■文書の送信」
・記述を修正しました。

「4.校正」
「■校正という作業」
・プリントアウトによる紙ベースの校正に加え、ファイルを用いた電子校正について書き加えました。

「5.ファイルの加工」
「■フォーマットによる処理の違い」
・記述を修正しました。(不必要と思われる【改行コードの確認】の項は、削除しました。)
「■ファイル冒頭の注記」
・ここに盛り込んでいた内容を、「2.入力-1」「■基本となる書式」で詳述したので、この項目を削除しました。
・「■TTZの扱い」を「■TTZ、ドットブックの扱い」と変更し、記述を修正しました。

「補遺「現代表記にあらためる際の作業指針」」
【本文】
・13で、踊り記号は原則として仮名に書き換えると、作業方針を銘記しました。

2001年4月25日

・「1.底本選び〜作業の流れ」の「■底本を選ぶ」に、「異なった表記形式(旧字旧仮名版、新字新仮名版、旧字新仮名版)で、登録済み作品に取り組むことの受け入れ」「抄録形式での入力の回避」「他のサイトで公開されている作品への取り組みの受け入れ」「法令入力の原則的な回避」などの条項を追加しました。

2000年5月19日

・「2.入力-1」の「■入力の実際」に、半角のスペース、記号、句読点が混じるのを防ぐための記述を追加しました。

2000年2月11日

・「1.底本選び〜作業の流れ」の「■底本を選ぶ」に「随筆計画2000」に関する記述を追加しました。

1999年11月22日

・「旧字、旧仮名で書かれた作品を、現代表記にあらためる際の作業指針」を盛り込み、対応する記述をあらためました。
・「3.入力-2」の「包摂」に関する記述を、変更しました。



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