作家名: | 高祖 保 |
作家名読み: | こうそ たもつ |
ローマ字表記: | Koso, Tamotsu |
生年: | 1910-05-04 |
没年: | 1945-01-20 |
人物について: | 詩人。1910年、岡山県邑久郡の素封家に生まれる。中学卒業後、百田宗治主催の歌誌『椎の木』同人となり、短歌に耽溺。並行して詩作も続ける。1933年、國學院大学高等師範部に入学。東京・碑文谷に移り、8月、処女詩集『希臘十字』を発表。1936年、國學院大学を卒業。叔父の経営する貿易会社に就職し、翌1937年、結婚を機に宮部に改姓。神奈川県に転居する。1941年、第二詩集『禽のある五分間写生』を発表。1944年、第三詩集『雪』を発表、文藝汎論詩集賞を受賞する。同年、第四詩集『夜のひきあげ』を発表後、徴兵され、陸軍少尉として南方戦線へ。1945年、ビルマ(現ミャンマー)の野戦病院にて病没。享年35。没後の1947年、未刊詩集『独楽』からの24編を加えた『高祖保詩集』が岩佐東一郎らの手で刊行される。 |