作家名: | 巌谷 小波 |
作家名読み: | いわや さざなみ |
ローマ字表記: | Iwaya, Sazanami |
生年: | 1870-07-04 |
没年: | 1933-09-05 |
人物について: | 明治3(1870)年~昭和8(1933)年。本名は季雄。一時、漣山人《さざなみさんじん》と号した。父は貴族院議員も務める裕福な家庭に育ち、医者となることを期待されて育ったが、文学を好み、尾崎紅葉の主宰する硯友社に入った。「こがね丸」(1891)がきっかけとなり、博文館から次々にお伽噺を発表し、明治27(1894)年からは雑誌「少年世界」の主筆となり、児童向け雑誌や、「日本昔話」「日本お伽噺」「世界お伽噺」などの叢書を発刊した。明治33(1900)年から2年間、ベルリン大学東洋語学校に日本語教師として赴任し、帰国後、ドイツでの見聞をもとに、「学校芝居」を提唱し、そのための脚本も書いた。「お伽のおじさん」とも呼ばれ、近代児童文学の祖となった。(hongming) 「巌谷小波」 |